ただの好き者なのかも
私はいわゆる“繁殖”のためのセックスはしないの。なんでかって言うと、子供を産んだら彼を一番に考えられなくなるから。
そうなったら、彼を一番に愛して、彼のために何もかにも打ち込み、そして彼との甘い生活を楽しむことができないから。だから私は彼に内緒でピルを飲んでいるの。
こうしておけば妊娠の心配はないから。これはまだ結婚する前から続けているわ。勿論、結婚前は“出来ちゃった婚”をしないため。でも、今は妊娠をすることで、彼との濃密な関係を崩したくないから。
結婚五年目の私たちは、子供がいないせいで本当にラブラブな生活をしているわ。
彼も私も決して若いとは言えない年齢になっているけれど(お互いにアラサーを過ぎている)、そこいらの若いカップルたちには負けないぐらいにお互いを求めるの。
普通、結婚して五年も経ち、三十もなかばに近くなればそんなにセックスはしないと言うわよね。でも、私たちはちがうのね。
週に、というよりは殆ど毎日、それも気が向けば二回でも三回でもやっちゃうの。
お互いにセックスの相性がいいのもあるし、セックスが充実しているせいか本当にお互いにお互いを求めあうの。肉体的にも精神的にも、お互いを求めるからラブラブは続くのね。
ここに子供がいたら、こんなにラブラブではいられないと私は思うから、彼には悪いけれどピルを飲んで絶対に妊娠をしないようにしているわけ。そして、ほぼ毎日セックスをしてお互いに、お互いがどれほど必要かということを確認し合うと言うわけかな?
でも、そんなのは屁理屈かもしれない。
彼にセックスを開発されてから、私はセックスが大好きになってしまい、やらないと気持ちが落ちつかない。
彼は結構イケ面だし、自分で言うのも変かもしれないけれど、私も結構いい女よ。そう、米倉涼子に似てるってよく言われるわ、顔もスタイルも。
でも、そんな私でも彼のイケ面は心配。
案外、だから彼の精液をいつも空っぽにしておくためにやるのかもね。
でも、本当は私がただの好き者なのかもしれない。
